創業以来、大工職人の技術と素材にこだわってきました。
木材は人間と同じでひとつひとつ個性があります。
その良し悪しを大工職人の目が見極め、大工職人の手で素材の美しさを最大限に引き出します。
現在、8名の大工職人が社員として在籍しています。

現在では、構造材のほとんどは機械によって加工(プレッカト加工)されています。
しかし、寺社建築や木を『あらわし』としてみせる場合など、機械では不可能な複雑な加工は、大工が鑿を使って木材を刻んでいきます。墨付けから刻みまでの伝統技術を社員大工全員が一から学び、受け継いでいます。

構造材の他にもたくさんの木材が使われます。
天井、長押、鴨居、階段板など。大工職人の技術が問われる仕事です。

木造住宅の大切な骨組みである木材のほとんどを岡山の勝山木材市場に直接出向き、直で仕入れています。
勝山木材市場の木材は、四国で仕入れるよりも安定的且つ安価で品質の良いものがたくさんあります。

木材市場全景の一部。

桧の引き割り材です。
破風・長押・敷居・鴨居材等が取れます。

細物、板物を梱包単位で競りにかけていきます。

無目・方立・敷鴨居材・板物の山。

桧の割材を競っています。

桧・杉の角材。

桧の平角材を競っているところです。

競りを待っている桧の角材の山。

場内を順番に競りながら移動。
一周するのに約4時間半。

木材市場の社屋。

太鼓に落とした桧丸太。

天然の出絞丸太と絞り丸太。

桧丸太の競り。
1本4万円のものもあります。

桧無節の板物。かなり高価です。

弊社の木造建築では、大手ハウスメーカーのように積層の集成柱や梁、防腐剤を染み込ませた土台は使いません。構造材はすべて無垢材を使用しております。

弊社の社員の約半数が大工です。技は匠に、現場は監督の厳しい目で見守られています。
私たちは「お客様に信頼される仕事」を常に追求しています。

木造住宅は『木選び』から。
代表自ら長年培った目で慎重に選びます。

大工歴40年の棟梁の厳しい目で選別。
一本一本を真剣に選ぶ厳しい眼差しが、賞を受賞するまでの芸術品を造り出します。

木材に墨付けをするのに欠かせない図版。
近年、大半で採用されるプレスカット加工では見られなくなりました。

図版をもとに、墨付け作業。
この作業は大工歴15年でやっと一人前。

何人もの厳しい目で確かめられた建材は、最終的に熟練大工の許可が下りて、初めて採用されます。

墨付けを基に、職人たちによって建材が加工加工され、本格的な家づくりの開始。

棟梁の新名です。現場でのまとめ役です。

現場作業では、若い力も大活躍!!
先輩大工からの厳しい教えを忠実に、そしてプロ意識を持って仕事をこなしていきます。

厳しい日差しが照りつける中、少しの妥協もなくノミを入れます。妥協を許さないのは、家づくりに誇りを持っているが故のこと。

素材選びから建材の加工、現場作業、そして施工後のアフターメンテナンスまで、代表をはじめ現場の職人、事務方スタッフを含め社員一人一人が家づくりに誇りを持って取り組んでいます。
住まわれる人たちの夢を実現すべく、社員一同日々頑張っています。